2016年12月12日月曜日

ソラノイロ/麹町




 皆さん、こんにちは。くわしね会会長のキャプテン福田です。
 本日は麹町の「ソラノイロ」さんにお伺いしました。
 それではレポートスタート(^o^)/

 東京には行かねばならないラーメン店が山ほどある。正に食わずには死ねない店である。そんな店の一つが今回の「ソラノイロ」さんだ。 
 今やラーメンは世界を目指している。しばらく前なら考えられなかったことである。世界各国に進出し、その土地の文化と融合し新たな食のカルチャーとして受け入れられているのである。

 以前にヨーロッパに行った際に感じたのだが、寿司は私の想像を遥かに超えて、既にワールドワイドになっていた。何処に行っても寿司店がすごい人気だというのだ。外国人の人がテキトーにやっている「なんちゃって寿司店」も多く、日本の正統派寿司職人のニーズは相当高いそうである。
 つまり、若者が世界を目指すなら、今や和食の料理人がメインステージになっているということなのだ。
 特にラーメン職人は、現在赤丸急上昇の仕事と言えるだろう。
 そして当店「ソラノイロ」は模範的な東京ラーメンの伝統を生かしつつ、世界に向けて新たなチャレンジしている店なのである。

 JR有楽町駅から地下鉄有楽町線へ乗り継ぎ、麹町駅に着いたのが13:50。階段を上がり1番出口を出て徒歩5分。
 きょろきょろしながら歩いていたが、あれー?遠目にはラーメン屋さん見当たらないなぁ・・・(=_=)
 あ、あれかしら。でも、何だかカフェみたいな感じだなぁ。
 前まで行くとやっぱりここでした(^^;)
 後から調べてみたら、女性一人でも入りやすいように外装、内装を決めたそうだ。確かに中に入ってもカフェそのもの。店内はこの時間でもほぼ満員だったが何とか1席だけ空いていた。
 券売機で特製中華そば1,050円を発注。
 案内されたカウンター席で様子を見ていると、オペレーションは何と5人。接客担当も専任なので、目配りもしっかり出来ている印象。さすがはミシュランのビブグルマン店だなぁ(^_-)-☆

 有名なのはベジそば。2種類あって動物系が一切入っていないビーガンベジソバと、スープに動物系を使っている普通のベジソバがある。
 ビーガンというのはベジタリアンのことだが、これならどんな宗教の人でも安心して食べられるから、インターナショナル的には画期的なメニューと言える。
 これがこの店が世界に視点を置いていると絶賛されている所以のだ( ゚Д゚)
 オーナーはすごい人なんだろうな、と改めて驚く。

 私は今回が初訪だったので、オーソドックスな醤油ベースのラーメンをいただくことにした。
 10分ほどで着丼。
 おー、豪華で美しい\(^o^)/
 何で良いお店の、食べる前のラーメンて、こんなに綺麗なんだろうね(^-^)
 特製ラーメンにしたので味玉が1個分、チャーシューが豚と鶏で4枚入っててメンマ多め、更にノリがデカい。

 スープは醤油の香りが強い。旨みがガツンと来るが澄み切った味である。動物系と魚介系のバランスと鶏油がマッチして、深く奥行きがある。しかもしつこさがないのでレンゲが止まらない。

 麺は中太麺だが、こういったスープの店の中では最も太い。そしてもちもち感が非常に強い。

 最近の人気ラーメン店ではこのもちもち系とパツパツ系の二つがあるが、この店はもちもち系の最高峰と言える。歯応え抜群である。

 驚いたのがこの鶏チャーシュー( ゚Д゚)
 あまりにも完成度が高い。柔らかく全くクセがないのだが、味わいが深いのである。

 豚チャーシューは旨みが強く食べ応えがある。
 そしてこの2種のチャーシューのバランスが素晴らしいのだ。

 メンマは食べてややびっくり。固めで歯応えが強いのだ。こんな食感は初めてだ
 更に味玉にも感心した。黄身の旨みが半端ではない。うーむと唸る。

 その店は全てにおいて素材が素晴らしい。一切手抜きが無い。探求心が強い。完成に向かうオーナーの強い意志が感じられる。
 完全に脱帽であるm(__)m
 頂点を極めようという気概があるのだ。見据えるのは更に高みなのだろう。次回はベジそばを食べてみたいものだ。

 人は目指せば道が拓ける、と感じさせてくれる、素晴らしいお店で感激した。このような店はそうあるものではない。

くわしね度:9.4点

住所:千代田区平河町1-3-10ブルービル本館1B
経路:地下鉄有楽町線麹町1番出口 徒歩5
営業時間:11:00~15:30 18:00~22:15(LO22:00) (月~金)
11:00~15:00(日祝)
定休日:土曜日
席数:21



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