2016年12月19日月曜日

博多屋/大森



 12月に入りくわしね会の活動も佳境を迎えている。
 遂にここに、年次総会開催の運びとなったのである。日本各地に点在し、くわしね魂を爆発させている有志が一堂に会し、更に来年の活動の骨子を決め、初の会長選挙も行われるのである。

 現在は私キャプテン福田が会長職にある。しかしこれはしっかりとした選挙によって民主的に決められたわけではない。私が言い出しっぺなので暫定的に会長職を担っているだけなのだ。
 日本は民主国家である。そこに籍を置く我々としては、当然立候補を募り多数決の原理に則り、来年の会長をきちんと決める必要があるのだ。
 私は襟を正し川の水で身を清め(そんな気持ちになっただけで実際はスポーツクラブで水風呂に入っただけ)、会場である「博多屋」さんに一路向かったのであった。
 こちらは東京のホルモン料理、もつ鍋では横綱格の素晴らしい店である。くわしね会の年末を飾る会合に相応しい名店なのだ。

 入口で東北本部長のバーバラ高田と鉢合わせし、おー、どーもどーもと一緒に入店したら、見事に外観の写真を撮るのを忘れた(/ω\)
 その後思い出すが、帰りでいいや、と思っているうちにいつも通り無残に酩酊し忘却の彼方へ追いやられ、結局外観の写真は無しとなる。申し訳ない<m(__)m>

 6時の予約で10分前に入店するとポツンと副会長ガガーリン岡田が待っていた。店は空いている。割と空いてるね、と思い待っていると、程なく事務局長ノンストップ広田、関東本部長マッスル宇田登場。
 すると、どやどやどやどやと予約客が押し寄せ、あっという間に満席となる(@_@)
 そうなのだ。東京では有数のもつ鍋屋である博多屋さんが、この忘年会シーズンに空いているワケがないのである。

 とりあえず生3つ、レモンサワー2つを発注。

 めちゃ混んでいてなかなか料理が発注出来ずやや焦るが、店員さんはスキルが高く、ひょいひょいと各テーブルを廻りオーダーをこなして行く。さすがである。

 山芋めんたい、めんたいポテトサラダ、塩のホルモン焼き、ホルモン焼き、ホルモンから揚げを一度に発注。

 まず、山芋めんたい登場。
 千切りの山芋に明太子をたっぷりと絡め、しっかり混ぜることで滑らかな食感を演出している。アクセントの海苔が効いていて美味しい。
 「うーむ、これはなかなか」と岡田が唸る。口開けとしては最適のメニューである。

 次にめんたいポテトサラダ。
 ポテサラに明太子を練り込みつつ、更に上にもドーンと載せるという、見た目にも豪華で意表を突いたトリッキーな一品である。ポテサラにこの明太子を一切れ載せて頬張れば至福の境地だ(^-^) 

 いよいよこの店のメインステージに入って来る。もつの登場である。

 最初に塩のホルモン焼き。

 もっちりして臭みの全くない新鮮なもつを塩で焼いた、シンプルかつ深みのある一品である。広田が柚子胡椒を推奨。
 あー、これってやっぱ博多の味だよね。
広田は博多に8年勤務していたのだ。私も2年いたのだが広田の経験と博識には敵うべくもない。
 この辺で広田が焼酎移行を提案。黒霧島をボトルで発注。私はお湯割りで頂く。

 畳みかけるように登場したのはホルモンから揚げである。

 これはなかなか珍しい。宇田がおおおおおーと声を発する。山形から遠路参戦の高田がえええええと驚愕する。岡田がうーむと唸る(岡田は何が来てもほとんど唸る)。広田の目がキラリと光る。
 博多8年勤務の広田ですらから揚げは初めてと言う。
 食べると食感がカリッと楽しく、中のもっちりしたホルモンとのバランスが秀逸である。
 う、美味い・・・。圧巻の味なのであった。黒霧のお湯割りにベストマッチだ。

 ここで再度のホルモン焼き。
 これもまたオーソドックスに美味いなぁ(^-^)安定の味だ!

 メインのもつ鍋の前に、牛レバー串焼きを一人一本発注。
 程なく到着。
 見るからに新鮮で美味そうだ。レバ刺的なタレでいただく。
 中がややレアに焼かれており、見た目より更に美味い。素材が厳選されているのを感じる。

 宇田と広田が焼酎のことでぼそぼそ話している。もう一本追加するとかしないとか。
 だってさぁ、もう締めの料理の前だよ。こんなとこでボトルで頼んでも飲めないよ(=_=)
 止めようかどうしようか逡巡しているうちに広田が強引に発注(-_-)

 もつ鍋を頼む時、何人前が良いですかね?と訊いたら、3人か4人で十分と言われた(参加者5人)。
 3人前で発注すると、山芋と豆腐はどうします?と訊かれる。
 山芋?一瞬戸惑うが、40年の営業マン生活で培ったポーカーフェイスで、当然知っているような顔をして「入れてください」と即答する。豆腐はわかるが、山芋は合うのか?疑念が拭い去れない。
 煮込む前はこんな感じ。キャベツとニラがドーン!と入ってるね。途中でおえねさんが登場し鍋をかき混ぜてくれる。熟練の技である。
 だんだん煮えて来たなぁ。
 豆腐は後入れである。しかし、山芋は・・・。
山芋は鍋の下に入っていた。しかもぶつ切りである。千切りやすりおろす感じも想定していたが、荒々しく大きな山芋がごろごろっと入っているのだ。食感もステキだし、めっちゃ合う。
 もつ鍋にはやっぱ山芋やけんねぇ、と、いーかげんな博多弁を発してみる(^^;)

 しかし酔って、またも山芋アップの写真を撮り逃がす。いかんいかんいかん((+_+))
 食ってしまった後に気づき暗澹とする。これではこれらのミスを指摘され会長職を追われる危険もあるではないか(=_=)
 特に宇田あたりが私の寝首を掻こうと、虎視眈々と狙っている気配がないこともない。
 うーむ、と唸る。唸るが激しい酔いが私の思考を遮る。

 締めはちゃんぽん麺。3人前。
 太麺のボツボツした食感が懐かしい。広田がみじん切りの乾燥した唐辛子を大量に投入。ちょっと入れすぎ?!と不安を感じるが食べてみるとVery Good!である。
 さすがは横浜の暴走機関車と言われた男だ。きっちり帳尻を合わせて来るのである。

 お会計をしてもらったら、ビール、酎ハイ×2に加え、黒霧ボトル×2を発注し、レベルの超高い料理の数々を目いっぱい注文し一人4.000円台という驚愕のコスパであった。
 飲み放題付きセットではなく、アラカルト発注システムを採用してのこの価格であるから、これはなかなかシビれるステキな値段であった。
 ボトルは当然70%くらい残ったがキープできると言う。

 しかし楽しかったなぁ。
 美味しかったぞぉ\(^o^)/山形から来た高田も大満足であった。
 あー、良かった良かった・・・。

 みんなと別れて京急に乗る。あれ?!何か忘れてるなぁ・・・。
 そうだ、会長選挙だ!来年の基本方針の策定はどうなった?!
 民主国家はどうした!多数決の原理は・・・(◎_◎;)

 いまだにくわしね会は民主化以前夜明け前である・・・((+_+))

 来年に続く・・・m(__)m

くわしね度:9.3点

住所:品川区南大井3-34-6
電話:03-3768-0399
経路:JR大森駅徒歩6分、京浜急行大森海岸駅徒歩3分
営業時間:17:30~24:00(月~金)
       17:00~24:00(土日祝)
定休日:なし
食べログ公式→https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131502/13017826/
 



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