くわしね会会長のキャプテン福田です
本日は池尻大橋の支那そば 八雲さんにお伺いしました。
それではレポートスタート
品川で13時を過ぎた頃、さて今日はどうしたものか、と考える。
木曜の午後である
ふと思ったのは、今日こそ憧れの店を攻めてみるか、ということであった
その店というのは池尻大橋の八雲。
東京の正統派ラーメンではその名を轟かせる有名店である。
そして、店主の求道者としての姿も名高い。
休日は大変な行列店で、今までは敷居が高かったのである。平日のこの時間帯なら大丈夫かも。
そう考えるともう居ても立っても居られない。私は小走りに改札に向かったのだった
渋谷から田園都市線に乗り換え一駅。池尻大橋駅に着く。
階段を上り地上に出ると国道246号線。相変わらず交通量が多い。
私は若い頃渋谷のオフィスで働いていたことがあった。渋滞に悩まされたものである。
ナビに住所を入れ現地に赴く。しかしこの「ナビ」っていうのは便利だなぁ
方向音痴の私にとっては欠かせないアイテムである。
8分ほどで到着。
店舗らしさがなくちょっと驚く。
え?!このビルの2階?!
外にも階段にも行列はなく一安心。
ところが中に入ったらベンチがあり4人待ち
しかし、中にこんなゆったりした待合いを作るってあんまりないよね
券売機でちょっと迷う
特製ワンタン麺には決めたのだが、白だしと黒だし、ミックスから選択しなくてはならないのだった。
しかも白だしがデフォルト的に左上にある。
うーむ、と唸りながら黒だしをチョイス。黒だしが元々の味だと思うので、初回はこれでいいと考えたのだ。
ベンチで待っている間にオペレーションを眺めていると、カウンター11席に対しお店の人が4人。接客担当もいるのでとても丁寧である。
このゆったりした待合いと言い、やっぱり何だかすごい店だなぁ
10分ほど待って席に案内される。
さらに10分ほどで着丼。
おー、美しい。
思わず顔がほころぶ
耳の赤い分厚いチャーシューが2枚、極太メンマ、ワンタンは肉とエビが3個づつ。ノリと緑のネギ。
薄茶色のスープを背景に色のバランスも素晴らしい
スープを啜ればオーソドックスな中にも多重な深みのある味わい。旨みが重層的である。
この店はスープを4種の鍋から仕込むそうである。
「鰹節・サバ節」「ウルメ節・煮干し」「椎茸・昆布」「豚肉・鶏肉」の4種である。
豚骨や鶏ガラは使わない。動物系は肉からだしを抽出しているのである。
うーむ、懐かしい中にも成熟を感じさせる見事な完成度である。
中細の麺は歯ごたえがありスープの美味さを引き立てる。
このメンマ素敵。丁寧な仕事だなぁ。こんなの初めて。
チャーシューは塊肉の真ん中しか使わないらしい。優しい味の逸品。
そしてクライマックスは2種のワンタン。
肉はみっちりとした具材がしょうがの香りを纏い豪華
エビは正にプリプリで笑みが零れる美味しさ
いやー、参った参った。
それでもこの店の素晴らしさはやはり求道者としての姿勢なのではないか。
常に道を究めようと高みを目指した結果がこの丼の景色や顧客サービスに結実しているのである。
素晴らしい店である。感激
くわしね度:9.4点
住所:目黒区大橋1-7-2 オリエンタル青葉台2F
経路:田園都市線池尻大橋徒歩8分
営業時間:11:30~15:30(月・木・金)
11:30~15:30 17:00~21:00(水・土・日)
定休日:火曜日
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